組み立て簡単!【仮設ステージ】の種類を解説します!
イベントに欠かせないステージ。少人数&短時間で設営・撤去ができて移動可能な【仮設ステージ】の種類と手配方法、仮設ステージまわりのケーブル保護方法について解説します。
1. 仮設ステージとはなに?
セミナーやコンサート、学園祭など、イベントにはステージがつきものですよね。コンサートホールにはあらかじめステージがありますが、ステージがない場所で行われるイベントのときはどうすればいいのでしょうか?
そんなときに活躍するのが仮設ステージ。必要な期間だけ使用するために仮に設置するステージです。組み立てステージや簡易ステージ、ポータブルステージとも呼ばれています。
ステージというと設営・撤去にすごく時間がかかりそうなイメージですが、少人数&短時間で設営・撤去ができて移動可能なステージがあるのです。
2. 仮設ステージの種類
天板・脚 一体型
天板と脚がくっついたまま、ステージのちょうど真ん中で二つ折りになるタイプ。キャスターがついているので、折りたたんだまま移動できます。広げるだけで設置、折りたたむだけで撤去ととても簡単!
材質はスチール製のもの、アルミ製のものがあります。スチールはアルミよりも安くて強度がありますが、重量がアルミより重いことがデメリット。アルミはスチールよりも軽いですが、スチールよりも価格が高いこと、スチールに比べると強度が低いことがあります。
天板・脚 分離型
天板と脚(ライザー)が別々になっています。設置するときは脚を広げたうえに天板をのせて固定します。撤去するときは天板を外して脚を折りたたみます。
脚(ライザー)にはいろいろな形状がありますが、トラス型のタイプに人気があるようです。トラスとは複数の三角形によって構成される骨組みのことで、荷重がかかったときに軸方向にしか力が作用しないため、変形に強く、安定性が高いというメリットがあります。
バックパネル型
ステージ背面に垂れ幕やパネルなどをつけるための支柱がついたタイプ。イベントのロゴ・タイトルが描かれた垂れ幕やパネルを取り付けることができます。
ブロック組立型
レゴブロックのように、ブロックを交互に重ねていくだけで簡単に組み立てできます。ブロックの数を増やすだけで幅や奥行き、高さを調整できます。
撤去するときは、重ねたブロックの連結を外していくだけ。
天板は付属されていないので、別途用意する必要があります。
スツールやパーテーションなど、ステージ以外のものもつくれます。
詳しくはこちら(マイ・ブロック公式サイト)
3. 仮設ステージのサイズ
仮設ステージにはサイズにもいくつかバリエーションがあります。ここでは一例を紹介します。
天板・脚 一体型
幅2400mm×奥行1200 mm
高さは200 mm、400 mm、600 mm、800 mmから選べます。
天板・脚 分離型
天板は正方形のものを長方形があります。
100 cm×100cm
200 cm×100 cm
100 cm×500 cm
100 cm×360 cm
脚の幅と奥行は天板の形に対応していて、さらに高さが選べます。
20cm
30 cm
40 cm
60 cm
4. 仮設ステージのオプション
カーペット付き天板
ステージの床といえばどんなものを想像するでしょうか?コンサートホールでは木目調、式典では真っ赤なカーペットなどのイメージがありますよね。仮設ステージでも天板の種類は選べるようになっています。木目調はもちろん、パンチカーペットが貼付けられている天板もあるので、どんなイベントで使うのかによって選べるのがいいですね。カーペットのカラーはメーカーによってブラック・グレー・レッド・グリーンなどバリエーションがあります。
ステップ
高さのあるステージの場合、階段で昇り降りする必要があります。ステージの高さにあわせて、1段・2段・3段とステップの段数を選びましょう。
スロープ
高さのあるステージだけど、台車や車椅子の昇り降りがあるのでステップは使えない…というときのために、スロープを用意しているメーカーもあります。
スカート
仮設ステージは、ステージの脚部分がむき出しになってしまいます。アルミやスチールの骨組みが見えているのはちょっと…というときは、ステージスカートを装着します。マジックテープまたは金具を使って簡単につけられます。プリーツ状になっていて、カラーバリエーションがあり、天板のパンチカーペットと色を揃えることができるタイプもあります。式典や楽器演奏会などのイベントにもぴったりです。
幕板
ステージスカートのほかにもステージ脚を隠す幕板というオプションもあります。平らな長方形の板なので、シンプルにステージ脚部分を隠すことができます。ステージスカート同様にマジックテープや金具を使って簡単につけられます。
5. 仮設ステージの手配方法
仮設ステージを使うことになったら、購入?それともレンタル?それぞれのメリットとデメリットは何でしょうか。
購入
デメリット
:
保管場所と定期的なメンテナンスが必要。
レンタル
デメリット
:
必要な時にその都度借りなければならない。
使用する頻度が高いのであれば購入したほうがよさそうですが、使用する頻度が低く保管場所に困るのであればレンタルのほうがいいですね。
6. 仮設ステージまわりのケーブル保護方法
仮設ステージまわりにはマイクやスピーカー等の音響機材や、照明機材等を使うため、たくさんのケーブルが使われます。歩行者の通行や台車の通行、屋外で車両の通行がある場所にケーブルを這わせる際は、踏みつけたり引っかけたりしないようケーブルを保護する必要があります。
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ケーブルを保護する方法は、ケーブルプロテトをかぶせる、養生テープを上から貼る、などがあります。
ケーブルプロテクターを使えば、歩行者の通行や台車の通行、車両の通行から簡単にケーブルを保護することができます。
ケーブルプロテクターについてはこちらの記事もご覧ください。
⇒「強化型ケーブルプロテクターどこでもケーブルはこんなときに使える!」
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